2014年10月15日

昭和天皇に日本の心を見た-その1

その日は台風18号が接近していてあいにくの空模様、昨夜からの雨がより一層強くなっていた。

東京観光目的であれば最悪の状況かも知れないが、それが逆に私にとってはいい結果を生むことになった。

こんにちわ!
はじめましての人ははじめまして!

六本木で日本一の夜の繁華街を楽しんでホテルへ帰ったのは朝3時だった。

その4時間後にはホテルで朝食を済ませ、チェックアウトをしたのが8時前。

赤坂サカスを見上げながら東京メトロに乗り一人皇居東御苑へと向かった。
昭和天皇に日本の心を見た-その1

この先に両陛下がいらっしゃる、そう思うだけで胸が熱くなった。

今回東御苑へ向かったのは先日から書いていた『昭和天皇実録』の閲覧のためだ。
北桔橋門をくぐり宮内庁書陵部を目指す。

昭和天皇に日本の心を見た-その1

宮内庁職員さんが一階入り口で受付をされている。第一回閲覧に間に合った。
上の写真でわかるように1回の閲覧は50分と決められていてしかもその一回で閲覧できるのは最大18人までと決められている。

ここでこの『昭和天皇実録』とはどういうものか簡潔に補足しておきます。一言で言うと昭和天皇のご生誕から崩御の後大喪儀が行われるまでのご公務からご一身に関するすべての事項を確実な資料を元に編纂され叙述された真実の歴史書物だ。約25年の歳月をかけ全62巻1万2千ページに及ぶ大冊である。
昭和天皇に日本の心を見た-その1
(宮内庁内を撮影は出来ませんのでこの画像のみ拾い画です)

これだけのものを50分で閲覧するのは不可能なのはお分かりでしょう。
一回では不十分で再閲覧したい場合は、入り口に戻り並び直し定員内であれば再度閲覧できるというシムテムらしい。

らしいと書いたのには理由があり、始めにそういう注意事項をご説明頂いたのだが、当日は台風の雨の影響で閲覧希望者の訪問が少なかったのだ。傘を差し雨に濡れながら熊本から来たという僕に宮内庁の職員さんの対応は優しく、1回目の閲覧のまま、そのまま延長されていいですよとのお言葉に甘え私一人3回も延長させて頂きました。

それでも一応全ページめくりましたが特に読みたかった所以外は斜め読みです。
今回いわゆる歴史教科書を変えるまでの特別新しいことは記載してないとの報道ではありましたが、とても興味深い内容がたくさんあった。全部は書けないので特に書きたいことだけで申し訳ありませんが失礼して書かせていただきます。

昭和天皇が幼少の頃どんな遊びをされていたとか、夏目漱石を愛読していたとか、関ヶ原の戦いの歴史を学んでる際には裏切り者を嫌うという旨を仰せになるなど。さらに皇太子時代にはヨーロッパを訪問、第一次世界大戦の激戦地を訪れ直接的には表現されないが反戦の気持ちを大きくされているのが十分に伝わる。

そしてかなり省略しましたがみなさんご興味あられるでしょう大東亜戦争に入ります。
もちろんこの辺りの記載事項では第二次世界大戦なんて表現はされておりません。少々ご説明致します。
当時の戦時中日本国内ではこの戦争の事を大東亜戦争と呼んでいました。私達の世代もおそらくもっと若い世代も現代も第二次世界大戦と歴史教科書は教えています。これは戦後日本に自虐史観を植え付けるために米(GHQ)が印象操作の一環で行ったWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の一つなのである。
なので正しい日本の歴史をご存じの方は第二次世界大戦などとは呼ばず大東亜戦争と呼びます。みなさんもお気を付けいただきたい。

書きたいことがたくさんありすぎてまとまりがなくなってしまいそうですが、今回伝えたいことは長くなっても全部書きたいと思います。

今でも戦争責任を昭和天皇にあると思われている方たちにお伝えしたい。
戦後天皇陛下は人間宣言というものを出されます。それはそれ以前の天皇という立場は神だと崇められていたからだとお思いでしょう。ですがこの戦前はじめ近代史の天皇はどうでしょう?実際には何一つ自由のない生活を強いられ政治的役職も形だけの物に過ぎず、国の方針を決める御前会議ですら発言も出来ない事が多かった。これは専制君主ではなく日本が立憲君主を敷いていた為だ。ゆえに昭和天皇に戦争責任はないのである。
戦前天皇のことを現人神だと呼んだ。ここで気付いて欲しいのはこの『現人神』という言葉の相手は『人間』に対して使う言葉であり、ほんとの神様だとしたらその神様に対して現人神と使うのはおかしいでしょう?だから戦後人間宣言を出されますが戦前も人間だということの証明になります。戦勝国を納得させるため当時の日本政府が巧みに守りぬいた国家元首のあり方ではないでしょうか。戦前も戦後も天皇陛下の存在は何も変わってはいない。この想いにも胸が熱くなる。

そして実録の内容に移る。
満州事変についてもまず外交での解決を望んでおられ、陛下の意志に反し戦闘が始まって占領した部分についてもそれ以上拡大するなと意志をお伝えになる。その後も何度も陛下が持つ海軍統帥権を行使しようとしてでも戦争を食い止めようとしますが政変の原因にもなる恐れがあり国策決定は内閣の仕事だと逆に封じこめられます。

そして大東亜戦争のまさに開戦の御前会議である。
期限付きの外交交渉がうまく行かなければ(米国の不平等ハル・ノート提案を受け入れるかどうか)開戦を決意する御前会議。枢密院議長が『国民は日米関係が最悪の状況に至らないよう願っている』と発言。その上で『今回の要領案は一見すると戦争が主で外交が従のように見えるが、どこまでも外交的に打開に努め、やむを得ないときに戦争をするものと解釈する』との見方を示した。海相も同調。陛下は自分の前では外交重視だと思わせておいて戦争を始める気なのではないかとお察しになられたのだと思う。一言も発しない両統帥部長に向けて陛下のお気持ちの御製をお詠みになる。御前会議での天皇陛下の発言は慣例を破った特別なものだった。

『四方の海 みな同朋(はらから)と 思う世に など波風の 立ちさわぐらん』
意味は
「私たちの望みは四方の海が平和につながることです それなのに なぜ波風が激しく立ち騒ぐのでしょう」

昭和天皇が戦争したいと言っている様に伝わりますか?戦争を始めるようにおっしゃっていますか?

それでも大東亜戦争は始まります。
意思に反し始まってしまった。それ以降は日本国民の安寧を願われます。
山本五十六連合艦隊総司令官の出陣の挨拶には無事凱旋を祈ると特に伝達された。しかし山本司令官は最前線で戦死。訃報をお聞きになると陛下はお一人ご文庫にて籠もられ終日お慎みなられた。


第二回へ続く・・・こちら


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私が実際見てきた昭和天皇実録を皆さんにもお伝えしたくてまとめていますが、また長いのでスルーされちゃうかなw

次でまとめきろうとは思っていますので、ぜひまた読んでいただきたいです。

そして牛深八景についての続報です。
最近でもいまだお問い合せは頂いており、ただいま受注生産につきお時間は少し頂きながらお渡ししている状態です。すぐ欲しいと言われる方は海彩館の観光案内所までお願いします。
あと、牛深町内であれば配達も可能地域のところもありますのでお問い合わせください。

お申込みをネットからされている方でこちらのメールがおそらくドメイン受信指定などでご連絡出来ない方が数名おられます。再度解除してご連絡いただくか牛深担当(チラシなどに記載)にご連絡していただくか海彩館へのお求めをお願い致します。

図書館への配備も完了した旨の礼状も頂きました。お世話になりました。
牛深図書館2冊、中央図書館1冊、河浦図書館1冊だそうです。

お近くの方はぜひ。









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